* ペルセウス座GK星 * 1901年、ペルセウス座GK星は新星爆発を起こし、3等級に増光していたところをスコットランドのT.D.アンダーソンに発見された[5]。数日後、新星は0.2等級の明るさに達し、2等星のペルセウス座α星を追い抜いてペルセウス座で最も明るい星になった。この爆発はペルセウス座新星1901 (Nova Persei 1901) と名づけられ、20世紀最初の明るい新星爆発として近代的な分光観測や測光のターゲットとなった[4]。 爆発後、ペルセウス座新星1901はゆっくりと減光し、12-14等級の間で不規則な変光を示し始めた。1940年代には一旦光度が安定した時期があったが、1948年以降矮新星現象による増光を数年ごとに繰り返すようになった。1980年代からは普段は13等級の明るさを保ちつつ、数年毎に、およそ1ヶ月で10等級の明るさに達し、1ヶ月かけて元の明るさに戻るという半規則的な変光を起こし始めた。増光開始から元の光度に戻るまで2ヶ月間というのは矮新星としてはかなりゆっくりとした部類に入る[5]。2000年代に入ってからは10等級まで明るくならずに中途半端な光度で増減光を繰り返したり、従来より短時間で元の明るさに戻るなどなど、変光のパターンに変化が認められている[3]。 |
2015年03月11日