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なついが200408

日程と会場

期日:2004年8月10・11・12日
会場:スターフォレスト御園

天気

◇8月10日
出発時点ではよい天気でしたが、現地では17時過ぎから雷雨。コテージに閉じこめられて本館に戻れない状態でした。
この間に到着したマイカー組も本館にはいるまでにずぶぬれ状態でした。その後、午前3時にあきらめるまでには星空は現れませんでした。


「雨、あめ、雨」



◇8月11日
朝から快晴。夕食後から曇天。真夜中から晴れ上がりました。
◇8月12日
朝から快晴。10時50分に現地にて自由解散。

野外探察

散策コース

天文台(10:20)→ 久保(10:35)→ ライオンズの森(11:30)→ 小岩岳(12:10)→ 御園トンネル(13:20)→ DoCoMoアンテナ(13:20 昼食 13:45)→ 御園小学校跡(14:00)→ 久保(14:30)→ 天文台(14:45)

散策コース選定まで

今までの野外探察コースは、
(1)西園目川を下る
(2)東園目川を下る
(3)望月峠へ登る
(4)ライオンズの森入口まで登る
でした。
2004年はライオンズの森を抜けて御園トンネル経由で天文台に戻るコースを設定しました。念のため、8月6日金曜日に役場に電話いてライオンズの森を通り抜けることができることを確認しました。天文台で再度コースについて確認しました。このコースを歩き抜けることができることをはっきり確認できたので、11日朝探察に出かけました。

天文台から久保まで

ここまでは何回も歩いているコースなので何も問題はありません

久保からライオンズの森入口まで

久保の分岐点からライオンズの森入口まではこの3月に歩いていたので何とかたどり着けました。


途中2カ所分岐点があります。はじめの分岐点には「ライオンズの森まで500m」と書かれた案内標識があり「左向矢印」が表示されていますので左の狭い方の道へ進みます。この道の左側は高さ1.5m位のコンクリートブロックで補強されています。また、この道に沿って電力会社の高圧線保守コース案内標識がありますので間違いはないと思います。中部電力の「豊根連絡線NO.14→」「豊根連絡線NO.15→」「豊根連絡線NO.16→」「豊根連絡線NO.17→」と進みます。
右の道は「平沢」に進む道です。
   

2番目の分岐点も左の道へ進みます。右の道よりも急で新しい坂道です。坂道を少し登れば「ライオンズの森入り口」です。



ライオンズの森入口から小岩岳まで

小さな沢を渡ると「清冽の滝」です。


ここから先は幅数1mくらいの細い道です。雑木林の木々には「木の名前」の書いた札が付いています。入り口付近で加藤佳之さんが状況をつけてくれたので未知のライオンズの森に足を踏み入れました。


「うらしまそう」

道らしきところを歩いていくと上空に高圧線と鉄塔が見えてきました。「ライオンズの森」の「案内板」が道の左側に建っています。


2万5千分の1の地形図で高圧線に沿って歩けばよいと確認してあったので登っていきました。「リンリン」の泉を左に見て進むと電力会社の高圧線保守コース案内標識が所々にあります。

    

この標識番号「豊根連絡線NO.17 中部電力」を目指して進みます。休憩用ベンチを左に見てやや急な道を登ると舗装してある広い林道に出ます。これで小岩岳すぐ下の広い林道に出ることができました。ここが「ライオンズの森リントピア」の北側の入り口です。御園トンネルから上がってきたときは、この案内標識で右折して中部電力の「豊根連絡線NO.16→」「豊根連絡線NO.15→」「豊根連絡線NO.14→」を目指して下ります。この林道のすぐ近くにいつも天文台から見ている3つの赤いランプの鉄塔がありました。登り道はここまでです。

小岩岳から御園トンネルまで

ここからは一部未舗装の部分もありますが舗装道を下ります。昼食をとる木陰を探しながら下って行くと道路の左側に真っ二つに裂かれた杉の大木が目に入りました。おそらく落雷によるものでしょう。はじめ見たときは上部の枝が払われてように見えましたが、道に沿って進み90度向きが変わったところから見ると「巨大に割り箸」のように根本近くまで裂かれていました。



やがて急な坂を下り脇道から「大通り」(県道74号)に出ると「御園トンネル」がありました。トンネルの内部は丁寧に内装が施されていました。豊根村側に一度出て、また戻りました(トンネルをくぐって見たかっただけです)。

御園トンネルから御園小学校跡まで

この県道74号を少し御園よりに進んだ道端にDoCoMoの中継アンテナが建っていました。そして南に眺望が開けていましたので木陰(道路)に腰を下ろして天文台のドームを眺めながら遅めの昼食としました。この15分間に通過した自動車は2台でほぼ快適な昼食を摂ることができました。
火の見櫓のカーブを曲がってみると、この辺りはもう御園の「真地」地区で「望月峠」の入り口のあるところです。


「旧御園天文科学センター」(御園天文台の前身:下の写真の画面中央)も見えます。以前に通った道なのでルンルン気分で下ります。途中でショートカットして御園小学校跡に出ます。

御園小学校跡から久保まで

この御園小学校跡にはまだ校舎がそのまま建っています。南側に出ると大きな日時計があります。経度・緯度・標高を記したポールも建っています。ここに別れを告げて天文台への道を進みます。ここの道も勝手を知った道です。山羊も飼われていましたがダチョウは見あたりませんでした。道路の南側のきれいな紅葉の写真を写したり、蜂の巣(飼育している)見たりしながら歩きました。

久保から天文台まで

もうすぐそこだ!でもつかれた、と道端に腰を下ろしました。空は真っ青です。空が晴れることを祈りながら重い足を引きずって天文台に無事帰ることができました。


60cm反射赤道儀









ほしあみ

8月10日のお天気調べ

伊賀・斉藤の両名が天文台に着いた13時頃は雲が多いが青空も見えていました。しかし、時間がたつにつれて雲の量が増え16時過ぎには青空は消えてしまいました。16時過ぎ到着したか加藤さんと17時頃コテージに入ったとたんに雨が降り出しました。雨足は強くなる一方でした。18時前に雨足がやや弱まったので本館に戻りました。しばらくして池田さんと石川さんが玄関へ車を乗り付けました。このときも大降りでした。そして内山さんが駆けつけました。まだ強い雨が降っていました。全員集まったところで夕食です。その後雨は止みました。22時過ぎ夜の「シャボン玉大会」が始まりました。会長は内山さんです。そうしているうちにお星様が一つ二つと見えましたので、例の31cm反射赤道儀のルーフはあけました。しかし、それまでで満天の星空はいっこう現れません。一人消え、二人消え、朝の3時過ぎにはルーフを閉じて完全撤退です。

8月11日のお天気調べ

11日朝起きてみると快晴です。昨晩の雲はどこへ行ってしまったのか?10時過ぎに散策に出かけましたが上天気でした。しかし午後になると昨日と同じでいやな予感がしました。望遠鏡を調節して雑談している間に徐々に晴れ上がってきました。24時をすぎるあたりからは快晴となりましたが、何となく白んでいます。

新天体望遠鏡

今日は新5号機となった20cm反射望遠鏡を借りました。主鏡の直径20cm、焦点距離120cm、口径比6のあたら新望遠鏡をタカハシ製JP赤道儀にセットしました。初めての望遠鏡で手間取りました。
格納小屋には赤道儀がセットしてあります。防水シートをはずし、鏡筒ホルダーが水平になるように赤経軸・赤緯軸を調整します。つぎに、視聴覚室から借りた20cmの鏡筒を赤道儀に載せて鏡筒バンドを締め全体のバランスをとります。この望遠鏡も31cmとおなじニュートン式反射望遠鏡ですので鏡筒回転装置のない新しい望遠鏡はこの点で大変だなと思っていいましたが、小振りな作りなので鏡筒を回転する必要性は特に感じませんでした。一部無理な姿勢で接眼鏡をのぞくときもありましたが全天を無理なく見ることができ、またお星様も「ピンポイント」で満足できました。唯一の欠点はスライディングルーフに入っていないことです。「蚊」対策、「夜露」対策、「いす」効果などの点ではスライディングルーフは快適です。
赤道儀には同架プレートを介して主望遠鏡と案内望遠鏡が同架できるようになっています。例に従って北東の山の上の3つの赤ランプを使って主望遠鏡と案内望遠鏡が同じ方向を向くように調整します。雲がかかり調整には時間がとられました。20時過ぎには 徐々に星々が姿を見せはじめました。初めて使う望遠鏡で不慣れなことでトラブルもありましたがいくつかの「お星様」と出会えて幸せでした。

8月11日のお天体観望

いくつかの人工衛星を目撃しましたが特定できていません。 今回見ることのできた天体を挙げますと、
1.はくちょう座β星:アルビレオ
2.さそり座α星:二重星
3.おおくま座ζ星:二重星
4.オリオン座θ星:四重星
5.アンドロメダ座γ星:二重星
6.h-χ二重星団
7.M1:おうし座かに星雲
8.M2:みずがめ座球状星団
9.M13:ヘルクレス座球状星団
10.M15:ペガスス座球状星団
12.M27:こぎつね座亜鈴星雲
13.M31:アンドロメダ座大星雲
14.M33:さんかく座うずまき星雲
15.M42:オリオン座大星雲
16.M43:オリオン座散光星雲
17.M45:プレアデス星団=昴(すばる)
18.M57:こと座環状星雲
19.M71:や座球状星団
20.金星:明けの明星
21.月:月齢25
22.土星:肉眼


望遠鏡の扱いに不慣れなため、初めて出会う天体は金星だけでした。



?:FujiFilm FinePix A310 F2.8 2秒



西の空に沈むこと座とはくちょう座:Nikon CoolPix 4500 F2.6 18秒



北東の空からあがるカシオペア:Casio EX-P600 1min開放



北東の空からあがるペルセウスとすばる:Nikon CoolPix 4500 F2.6 47秒



月:20cm反射望遠鏡 Or18mm(66倍) FujiFilm FinePix A310 F3.3 1/15秒



東の空からあがる月、金星とオリオン:Casio EX-P600 1min開放



東の空からあがる月と金星:FujiFilm FinePix A310 F2.8 1/2秒



返却確認票:FujiFilm FinePix A310




勘違いしている点もあると思いますので、気が付いた方は連絡ください。



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