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なついが201508
特集「かこかん」と「30cm反射赤道儀操作マニュアル」
8月23日朝の天文台
日程と会場
期日:2015年08月22・23日
会場:スターフォーレスト御園
◇08月22日
◇天気
快晴
国道1号に名鉄本宿駅手前で別れつげ、
新東名インター取り付け道路は軽快に通り抜けられました。
作手の道の駅で小休憩を取り、味噌こんにゃくや五平もちを賞味しました。
松井号は新城に出て国道151号を北上し御園に向かいました。
江場号は作手を北上し田峰観音経由清崎のコンビニで食料を補給後
津具、豊根、御園トンネル経由で渋滞に巻き込まれることもなく天文台に17時45分ころ到着しました。
松井号も同時に到着です。
◇望遠鏡申し込み観望会
申し込み方法が変更されていて第1号機(30cm反射赤道儀)を申し込みました。
◇プラネタリウム鑑賞
20時30分からプラネタリウム鑑賞会です。いつもの特等席に座り秋の夜空を楽しみました。
◇観望会
快晴に恵まれた観望会です。
60cm反射赤道儀でアルビレオ、土星、同架の20cm屈折で上限の月を観望することができました。
◇30cm反射赤道儀で観望しましたが、雲と赤経電磁クランプの不調で多くを観望
出来ませんでした。
流星4、人工衛星ISSを含み4、
月(月齢7.9)
木星、土星、こと座のM57(環状星雲)、はくちょう座アルビレオ(二重星)、
ベガ、アンドロメダ座のM31(アンドロメダ大星雲)、ペルセウス座のh-χ二重星団、
おうし座のM1(カニ星雲)、M45(プレアデス星団)
オリオン座のM42とθ星(四重星)、リゲル、うさぎ座のM79、
など観望しました。
かこかん
流星4、人工衛星ISSを含み4、
月、200308,200408,200408,200503,200603,201508
水星、200403
金星、200403,200408,200710
火星、200308,200508,200510,200710
木星、200208,200503,200802,201009,201508
土星、200208,200403,200503,200510,200603,200710,201508
彗星C/2004Q2、200503
M1、200408,200508,200603,201508
M2、200408
M3、200403
M4、200403
M13、200403,200408,200503
M15、200408
M27、200408,200508
M29、200508
M31、200408,200508,200710,201009,201508
M33、200403,200408,200508
M36、200508
M37、200508
M42とθ星、200408,200503,200508,200603,200710,200810,201508
M44、200403,200503
M45、200408,200503,200508,200810,201003,201508
M57、200403,200408,200503,200508,201009,201508
M64、200403
M71、200508
M76、200408,200508
M79、201508
M81、200403
M82、200403
M83、200403
M97、200403,200503
M104、200403,200503
M108、200503
M109、200403
h-χ二重星団、200408,200508,200603,201508
NGC2024燃える木、200603
NGC2392、200503
NGC4361、200403
NGC4546、200403
おとめ座銀河団、200403
しし座α星、200403
しし座γ星、200403
おとめ座α星、200503
はくちょう座α星、201009
はくちょう座β星、200408,200508,200608,201508
はくちょう座γ星、200510
こと座α星、200608,201508
こと座ε2、200503,201009
さそり座α星、200408
アンドロメダ座α星、201009
アンドロメダ座γ星、200408,200510
オリオン座β星、201508
大犬座α星、200710,200810
おおぐま座ζ星、200408,201508
こぐま座α星、200503
など観望しました。
◇08月23日
天気
空は晴れ上がりました。
今回も徹夜でした。10時すぎに天文台を後にしました。
観望資料
なついが2015年08月22/23日版
観望計画 P.56は浅田『星雲星団ウォッチング』の掲載頁
0.1.月、30.惑星、40.彗星、0.2.変光星、01.から19.星座散歩、50.黄道光
1.月
赤経 15h 34m 20s 赤緯 -15° 38′ 27″
月齢7.9 出:11:50 子午線通過:17:19 没:22:45
2.変光星
23時27分アルゴルが極小
赤経 03h 08m 10s 赤緯 +40° 57′ 20″
出:20:28 子午線通過:05:01 没:13:35
3.星雲、星団、重星
01.ヘルクレス座
19,(P.56),M13,球状星団,1640+3633,5.7,23
02.はくちょう座
21,(P.80),β星,ニ重星,1929+2751,3.0/5.3,055,34.6,1924,黄と青、3cmでもみえる非常に美しい重星
03.こと座
29(P.82),M57,惑星状星雲,1852+3258,9.3,1.4*1.0,環状星雲34
29(P.82),ε1,ニ重星,1843+3937,4.6/6.3,005,2.9,1935,ε1とε2は”Double double”(208'')
35(P.82),ε1,ニ重星,1843+3934,4.9/5.2,111,2.3,1935,ε1とε2は”Double double”(208'')
03'わし座
02(P.78),π星,二重星,1946+1141,6.0/6.8,113,1.4,1937,7.5cmテスト星
04.や座
29(P.82),M71,球状星団,1952+1839,8.3,6.1
05.こぎつね座
30(P.82),M27,惑星状星雲,1957+2235,7.6,8*6,亜鈴状星雲
06.ペガスス座
01(104),.M15,球状星団,2130+1210,6.4,12.3
07.みずがめ座
02(P.104),M2,球状星団,2134-0049,6.3,13
04(P.106),M72,球状星団,2054+1232,9.4,5.9
05(P.106),NGC7009,惑星状星雲,2104-1122,8.0,1.7,土星状星雲
07(P.106),NGC7293,惑星状星雲,2230-2048,7.0,12.8,らせん星雲
08(P.106),ζ星,二重星,2229-0001,4.4,2.5秒,伴星4.6等,180度
08.ちょうこくしつ座
35(P.110)NGC253,小宇宙,0048-2517,8.9,24.6*7
09.やぎ座
03(P.106),α1星,二重星,2017-1231,4.5,44秒,9.0等,182度,α1星とα2星は376秒の肉眼二重星
03(P.106),α2星,二重星,2017-1231,3.7,6.6秒,11等,172度,α1星とα2星は376秒の肉眼二重星
06(P.106),M30,球状星団,2140-2311,7.5,11
10.アンドロメダ座
02(P.102),M31,系外銀河,0043+4116,3.5,178,アンドロメダ大銀河
01(P.102),NGC7662,惑星状星雲,2326+4233,9.0,2.2,青い雪だま星雲
04(P.102),NGC891,系外銀河,0223+4221,10,13.5
05(P.102),NGC752,散開星団,0158+3741,5.7,50
03(P.102),γ星,二重星,0204+4220,2.3,10.3秒,アルマク,5.5等,63度
11.さんかく座
06(P.102),M33,系外銀河,0134+3039,5.7,62
12.うお座
7(P.108),M74,系外銀河,0137+1547,9.2,10.2
13.おひつじ座
08(P.102),γ星,二重星,0154+1918,4.8,7.6秒,4.8等,0度
14.ペルセウス座
40(P.100),NGC869(h),散開星団,0216+5655,4.4,36,二重星団
41(P.100),NGC884(χ),散開星団,0219+5653,4.7,36,二重星団
15.カシオペヤ座
09(P.96),η星,二重星,0046+5733,3.7/7.4,278,8.7,1936,黄と青,5cmテスト星
10(P.98),ι星,三重星,0225+6711,4.2/7.1/8.1,251/113,2.4/7.4,1926,三重星で7.5cmで2個見える,10cmで3個
16.おうし座
47(P.116),M45,散開星団,0344+2357,1.4,120,プレアデス星団
42(P.114),M1,惑星状星雲,0532+2159,8.4,6*4,カニ星雲
17.オリオン座
48(P.124),M42,散光星雲,0533-0525,4.0,66*60,オリオン座大星雲南部を構成
42(P.124),θ星,四重星,0533-0527,6.0/7.0/6.5/8.0,オリオン星雲内にある四重星
40(P.124),ζ星,二重星,0538-0157,2.0/5.0,157,2.8,1929,5cmテスト星,7cmでみえる
18.ぎょしゃ座
44(P.112),M36,散開星団,0532+3407,6.3,17
45(P.112),M37,散開星団,0549+3233,6.2,20
46(P.112),M38,散開星団,0525+3548,7.4,20
05(P.112),θ星,二重星,0556+3713,2.7/7.2,332,2.8,1924
4.惑星
金星
出: 4:44 子午線通過: 11:06 入り: 17:18
赤経: 09h 14m 13s 赤緯: +07°25'52"
視直径: 56.63秒 位相 2.590
土星
出: 12:27 子午線通過: 17:37 入り: 22:46
赤経: 15h 47m 16s 赤緯: -17°59'54"
環の半長軸: 37.72" 環の半短軸: 15.45" 視直径・赤道: 16.5 視直径・極: 13.5
天王星
入り: 2015/08/22 の 09:30 出: 20:41 子午線通過: 03:08
赤経: 00h 15m 40s 赤緯: +07°17'04" 明るさ:5.75等
10月12日に衝を迎えます。観望に最適です。まだ見ていない人はぜひ見ましょう
海王星
入り: 2015/08/22 の 06:11 出: 18:54 子午線通過: 00:35
赤経: 22h 42m 23s 赤緯: -09°04'19" 明るさ:7.82等
9月1日に衝を迎えます。観望に最適です。まだ見ていない人はぜひ見ましょう
5.彗星
ラブジョイ彗星2014Q2(2015/0822T21JST)
出:07:52 子午線通過:17:24 入り:03:00
赤経:15h 34m 35s 赤緯:+47°59’26” 明るさ:9.4等
6.黄道光
明るい天体
番号 | 星座名 | 星名 | 赤経/赤緯 | 等級 | 固有名 |
00 | アンドロメダ | α | 0009+2908 | 2.1 | アルフェラッツ |
01 | おうし | α | 0436+1631 | 0.9 | アルデバラン |
02 | オリオン | β | 0515-0812 | 0.2 | リゲル |
03 | ぎょしゃ | α | 0517+4600 | 0.1 | カペラ |
04 | オリオン | α | 0556+0724 | 0.5 | ベテルギウス |
05 | おおいぬ | α | 0646-1644 | -1.4 | シリウス |
06 | ふたご | α | 0735+3152 | 1.5 | カストル |
07 | こいぬ | α | 0740+0512 | 0.4 | プロキオン |
08 | ふたご | β | 0746+2800 | 1.2 | ポルックス |
09 | しし | α | 1009+1156 | 1.4 | レグルス |
10 | おとめ | α | 1326-1112 | 1.0 | スピカ |
11 | うしかい | α | 1416+1909 | 0.0 | アルクトゥルス |
12 | さそり | α | 1630-2627 | 1.1 | ポルックス |
13 | こと | α | 1837+3847 | 0.0 | ベガ |
14 | わし | α | 1951+0853 | 0.8 | アルタイル |
15 | はくちょう | α | 2042+4519 | 1.3 | デネブ |
16 | みなみのうお | α | 2258-2935 | 1.2 | フォーマルハウト |
望遠鏡一覧
ドーム:60cm反射フォーク式赤道儀(アスコSG600型)
スライディングルーフ1:31cm反射ドイツ式赤道儀(アスコ)
スライディングルーフ2:21cm反射ドイツ式赤道儀(ミカゲ)
スライディングルーフ3:12.5cm屈折ドイツ式赤道儀(アスコ)
専用取り付けハウス4:マクストーフ15cm、ニュートン式15cm(タカハシ90S)
専用取り付けハウス5:20cm反射ドイツ式赤道儀(タカハシJP)
専用取り付けハウス6:(金子式イギリス型赤道儀)
専用取り付けハウス7:10.5cm、10cm屈折式(タカハシEM-200TEMMAjr)
31cm反射赤道儀の使い方
望遠鏡仕様
製造元:旭精光研究所
主鏡口径:310mm,
焦点距離:2100mm,
口径比:6.8
主鏡研磨者:木辺成磨氏
接眼鏡:
Or7mm(倍率300倍)、Or12.5mm(倍率168倍)、Or25mm(倍率84倍)
ナグラー9mm(倍率233倍)、ナグラー16mm(倍率130倍)、ナグラー40mm(倍率52倍)
付属品:
拡大撮影用アダプター、各社カメラマウント
口径80mmガイド望遠鏡
赤道儀:
製造元:旭精光研究所
型式:SA350PWS、クランプ:両軸電磁クランプ
1.ルーフを開く
01.スライディングルーフ北の入り口から入る。
02.入って左手にあるルーフ固定アンカーを引き抜く。
03.南東済みにある跳ね上げ扉固定錠を開錠し、跳ね上げ扉を跳ね上げて天井に固定する。
04.ルーフが望遠鏡と接触しないように2人以上の人で監視しながら北に移動する。
2.赤道儀の電源投入
05.観測室南にあるコンセントにプラグを挿し込む。
06.赤道儀支柱北側にある2つのスイッチのうち右側の電磁クランプ用電源スイッチ
「MAIN」をオンにする。これで赤経軸と赤緯軸がクランプされた。
3.ファインダーの確認
07.ハンドコントローラーの左上[RA](赤経軸用)と右上[DEC](赤緯軸用)のボタンを押す。これで両軸ともクランプフリーになった。
08.望遠鏡を北の高圧線鉄塔赤ランプに向け赤経・赤緯クランプを締める。
09.焦点距離の長い接眼鏡を接眼部に取り付ける。
10.ファインダーを覗き赤経・赤緯微動ボタン[E][W][N][S]を押して、ファインダーの視野の中心に赤ランプを導入する。
11.望遠鏡を覗き、望遠鏡の視野の中心に赤ランプがあることを確認する。
ないときは望遠鏡の中心に赤ランプを導入し、ファインダーの調節ネジでファインダーの視野の中心に赤ランプを導入する。
同様にガイドスコープとガイドスコープ用ファインダーも視野の中心に赤ランプが入っていることを確認する。
4.目盛環の設定
12.駆動用電源スイッチ「drive」をオンにして赤経・赤緯クランプを緩め、手動で中天の「明るい恒星」を
ファインダーの中心に導入し、赤経・赤緯クランプを締める。
望遠鏡を覗き、明るい恒星が視野の中心にあることを確認し、ピントも合わせる。
主望遠鏡のファインダーは高い位置にあり覗きにくいので、はじめは低い位置にあるガイドスコープ用のファインダーで導入する。
13.赤経・赤緯目盛環を使って「明るい恒星」の赤経・赤緯を読み取る。
読み取った「明るい恒星」の赤経・赤緯がリストの値と一致するように赤経・赤緯目盛環を回転し固定する。回転できないときは「その差」を記録する。
5.天体の導入
14.赤経・赤緯クランプを緩め、手動で指標が赤経18h52m、赤緯+32°58’を示すまで望遠鏡を移動させて、赤経・赤緯クランプを締める。
15.赤道儀運転モーターの電源をオンにする(電磁クランプの左側の[DRIVE]スイッチ)。
16.望遠鏡を覗き、「M57環状星雲」を探し、赤経・赤緯微動ボタンを押し、
視野の中心に持ってくる。
17.必要であれば焦点距離の短い接眼鏡と取替え、ピントを合わせなおす。
18淡い天体は「はすに見る(やぶにらみ、視野の端の方を見る)」とわかりやすい。
19.観望が済んだら、次の天体はくちょう座β星,ニ重星,1929+2751に移動する。
20.西天の天体から東天の天体に移動するとよい。早めにヘルクレス座M13を見る。
21cm反射赤道儀の使い方
望遠鏡仕様
主鏡口径:210mm,
焦点距離:1400mm,
口径比:6.7
製造元:旭精光研究所
接眼鏡:
Or4mm(倍率350倍)、Or7mm(倍率200倍)、Or12.5mm(倍率112倍)
Or25mm(倍率56倍)、Er32mm(倍率44倍)
付属品:
接眼アダプター(Er32mm取り付け用)
赤道儀:
製造元:ミカゲ光器研究所
型式:ミカゲ210
1.ファインダーの確認
01.赤経・赤緯クランプを緩め望遠鏡を北の高圧線鉄塔赤ランプに向けたのち赤経・赤緯クランプを締める。
02.焦点距離の長い接眼鏡を接眼部に取り付ける。
03.ファインダーを覗き赤経・赤緯微動ノブを回しファインダーの視野の中心に赤ランプを導入する。
2.目盛環の設定
04.望遠鏡を覗き赤経・赤緯微動ノブを回し、望遠鏡の視野の中心に赤ランプを導入する。
05.赤経・赤緯クランプを緩め、手動で明るい天体リスト13.「こと座α星」をファインダーの中心に導入し、赤経・赤緯クランプを締める。ピントも合わせる。
06.赤経・赤緯目盛環を使って「こと座α星ASKOSA350PWSSettingCircle」の赤経・赤緯を読み取る。
07.読み取った「こと座α星」の赤経・赤緯が「明るい天体」リストの値と一致するように目盛環を回転し固定する。回転できないときは「その差」を記録する。
天体の導入
08.赤経・赤緯クランプを緩め、手動で指標が赤経1852赤緯+3258を示すまで望遠鏡を移動させて、赤経・赤緯クランプを締める。赤道儀の電源オンを確認する。
09.望遠鏡を覗き、環状星雲を探し、赤経・赤緯微動ノブを回し、視野の中心に持ってくる。
10.必要であれば焦点距離の短い接眼鏡と取替え、ピントを合わせなおす。
11.淡い天体は「はすに見る(やぶにらみ、視野の端の方を見る)」とわかりやすい。
12.観望が済んだら、次の天体はくちょう座β星,ニ重星,1929+2751に移動する。
13.西天の天体から東天の天体に移動するとよい。早めにヘルクレス座M13を見る。
EM-200赤道儀の使い方
01.望遠鏡を極軸の西側(テレスコープ・ウェストという)に移動させ、天頂に向ける。
02.望遠鏡の電源を入れる。
03.ノートパソコンで「ステラナビゲータ10」を立ち上げる。
04.「ステラナビゲータ10」を赤道儀EM-200に接続する。
05.ウィンドウで「◎NS、◎W、」にして[OK]をクリックする。
06.「ステラナビゲータ10」画面上で、天頂附近の明るい天体をクリックする。
07.[導入]をクリックして導入する。
08.[ハンドコントローラー]で視野の中心に持ってくる。
09.[同期]をクリックして、同期する。
10.「ステラナビゲータ10」画面上で、導入したい天体をクリックする。
11.視野の中心からずれていたら、中心に持ってきて[同期]をクリックする。
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