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* 木星の南極域(SPR)に現れた暗斑について。 * * OAA会員 三品利郎 * 投稿日:2009/07/20 21:06 日本時間で7月20日未明に、オーストラリアと我が国の アマチュア惑星観測家が木星の南極域に、新たに暗い斑 点が出現しているのを観測しました。 発見時点で、木星面上の位置は、二系の215°、緯度 は南緯57°の付近です。 米山誠一さんの画像と発見の経緯 http://blogs.yahoo.co.jp/s_yonex/58447257.html 私が撮影した画像 http://www.alpo.arksky.org/alpoimg/Jup11F61C9B.jpg アンソニー・ウェズリーさんの画像とコメント(英語) http://jupiter.samba.org/jupiter-impact.html アマチュアが撮影した木星画像のアーカイブ http://alpo-j.asahikawa-med.ac.jp/Latest/Jupiter.htm (次のスレッドに続きます。) * コメント * 1.OAA会員 三品利郎 * 投稿日:2009/07/20 21:09 続きです。 アンソニー・ウェズリーさんは、海外の木星観測者が 多数参加しているメーリングリストで”シューメーカ・ レビー彗星が衝突した時のような、衝突に起因する暗斑 ではないか”と述べています。日本時間の20日20時の時 点では、このメーリングリストでは、”衝突起因説”が アグリーされています。 しかしながら、まだ、観測が少ないため、”異なる原 因”よるものである可能性もあります。これから、観測 データが増えると色々なことが明らかになるでしょう。 海外では、口径25cmで眼視で確認したとの報告も、 上記のメーリングに投稿されていました。 フィルターを使わない通常の撮影であれば、シーイン グが良ければ口径15cmでも撮影可能でしょう。 (シーイングの良くない状態で比較的小口径の20cmで撮影 できていますので、それから15cmでも撮影可能だと類推で きます。) もしも、口径20cm以上で、メタンバンドでの撮影が可能 ならばチャレンジしてみると面白いでしょう。 * コメント * 削除 * 2.OAA会員 三品利郎 * 投稿日:2009/07/20 21:10 続きです。 日本から観察しやすい日時(正面に見える日時)を計算 しました。時刻はUTですので、9時間足すと日本時間になり ます。 見方は、 2009 Jul 24 15:10 (215°,38°) 意味---7月25日の00:10に、木星の正面に見えます。 その時の木星の高さは38°です。 WinJUPOS 8.1.8 (Jupiter), C.M. transit times, 2009/07/20 10:14 Object longitude: L2 = 215.0° + 0.0000°/d * (T - 2000 Jan 01.5) Time interval: 2009 Jul 20.0 ... 2009 Aug 01.0 Only if celestial body is visible Geographic longitude and latitude: +139 38, +35 27 Output format: Date UT (C.M. of System 2, Altitude) ----------------------------------------------------- 2009 Jul 20 11:54 ( 215°, 6°) 2009 Jul 21 17:41 ( 215°, 38°) 2009 Jul 22 13:32 ( 215°, 25°) 2009 Jul 23 19:19 ( 215°, 25°) 2009 Jul 24 15:10 ( 215°, 38°) 2009 Jul 25 11:01 ( 215°, 0°) 2009 Jul 26 16:48 ( 215°, 39°) 2009 Jul 27 12:39 ( 215°, 20°) 2009 Jul 28 18:26 ( 215°, 30°) 2009 Jul 29 14:17 ( 215°, 35°) 2009 Jul 31 15:55 ( 215°, 40°) |