* デジタルカメラで発見 *
中国のアマチュア天文家、陳韜(Tao Chen:江蘇省蘇州市)は、高興(Xing Gao:新彊ウイグル自治区 ウルムチ)が2月1日、南山の星明天文台で新星捜索のコース上に7cm、F.l. 200mm F/2.8の広角写 真レンズ(+ Canon 350Dカメラ)で写したCCDイメージから彗星を発見した。 中国シンミン(星明)観測所で新疆ウイグル自治区ウルムチ市のカオ・シン( 高興)が2008年2月1日に7.0-cm f/2.8レンズ+キャノン350Dカメラで新星捜索 用にケフェウス座とカシオペア座境界を撮影したCCDフレーム上の次の位置に江蘇 省蘇州市のチェン・タオ(陳韜)は,13等級の新彗星を発見した.以前の捜索フ レームを調べたカオは,1月30日と31日に撮影されていた捜索フレームにも,彗 星が写っていることを見つけた.さらに,氏は,2月2日に彗星を確認した.そ のとき,彗星の光度は12.0等であった.彗星は,2月2日から3日にかけて,多 くの観測者によって捕らえられ,彗星には50"〜150"の大きなコマがあって,それ が北東に伸びている様子が観測された.スペインのラクルス(J. Lacruz, Madrid) の40-cm反射による観測では,彗星には20"の集光したコマとそれをとりまく50"の コマが見られ,コマは,やや北東に伸びていた.また,イタリーのブディら(L. Buzzi & F. Luppi, Varese)の60-cm反射による観測では,北北東に伸びた150"の コマが見られた(IAUC 8915, IAUC 8916).なお,中国名と発音の調査は,神戸の 山田義弘氏(Y. Yamada, Kobe)にいつもお願いしている. テェン・カオ彗星、チェン・ガオ彗星、チェン・カオ彗星 |
2008年02月13日